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Mar 20, 2017

違いのわかる男

 

 

(呼んだ?)

いや、ジョニー、キミではないです。

今日は熊川哲也氏とK-Balletです。彼がダバダ〜〜〜なゴールドブレンドに出ていたのは、もう20年も前だそう。

懐かしいなぁ

このころ彼の存在を知った飼い主は、細く長く折りにふれ踊る熊川氏を定期的に鑑賞しています。

このCMに出演していた頃から10年くらいは彼のいわゆるテクニック的に絶頂期で、何を演じてもクマテツ、と

若干◯ムタク的ではあったもののその突き抜けっぷりはたいそう清々しく

また自身のカンパニーの設立からずっと見てきて、なかなか日本のバレエ団にはない凄腕トップぶりを

頼もしく思い、ひっそりと応援してきました。

その後ケガに悩まされたり、年齢も重ね、演技力は充実し円熟味も増してきました

近年は彼の主宰するK-Balletでもかなり踊る機会が激減しています。

そうしたら今年の3月公演で急遽1演目踊ることになったというではないですか!

チケットを急ぎゲットしました!

しかし同時上演の目玉、着ぐるみバレエのピーターラビットに自分が馴染めるか不安がつきず

いや、でも英国ロイヤルバレエ団でも上演してるものだし、なんたってアシュトン振付でしょ、

Kのダンサーだったら着ぐるみ着ても表現力豊かに、でもバレエらしく見せてくれるはず!とか、

きっとディテール凝ってて楽しいよ!とか、もしかしてちょっと風刺きいちゃってるかも!だってイギリスだし、とか

いろいろ自分をなだめながら楽しみにしてましたけど、やっぱり一度でじゅうぶんでしたw。

もちろん、それはそれは愛らしくもすばらしいダンサーたくさんいたのですけど、やっぱり顔が見たいのかも・・・w。

わたし某夢の国の世界一有名なネズミさんにも無条件のキャーーー♡を感じない人間だからかなー?

もうひとつ同時上演の「レ・パティヌール」は古き良きスケート場を舞台にしたホリデー感あふれる楽しい演目。

こちらもアシュトン振付の、氷の上での動きを踊りに上手くいかしながらテクニックも楽しめる逸品でした。

で、10分ほどの新作で、そんな熊川氏を数年ぶりに見ましたら、おどろくほどいい感じの枯れっぷり!

童顔だった彼ですが、現在はバレエダンサーにはめずらしいナイスミドル感を醸しておりますね。

コンテンポラリーダンサーの渡辺レイさんと共作し、踊る「Fruits de la passion~パッションフルーツ」

男と女の情熱的だけどギラギラしてない、でも切れ味がいい、そんな粋な演目でした。

かつてはその傑出したテクニックをこれでもかと見せながら踊っているように感じられたこともありましたが、

この日見たすべてがさりげなくて、ものすごく水準が高い。いいもの観られたなー。

そのいい感じの枯れっぷり(褒めてます)は、現在も踊る往年の名ダンサー、ミハイル・バリシニコフを思い出すんですー。

↓こんな若くグルグル🌀回っててイケイケだったときから時を経て・・・

↑6o代後半になってもまだまだ踊るこんな映像が脳裏に浮かび、熊川氏の行く末に想いをはせました。

長く踊っていく様子を観ていきたいなーとすごく感じましたですよ!

オマケで、このバリシニコフもかっこいい!ファッションブランドRag & Bornの2015FWのキャンペーン。

カッコよく年を重ねる、自分にとっても永遠のテーマです〜。

(いいけどゴハンまだ?)

あなたは永遠の女子ですわね・・・ハモン

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