首藤康之×CAVA「レニングラード・ホテル」
日中はいよいよたいへんな暑さになってきて、
おネコさまからもクーラーは常時稼働を要求される季節。
おかげでハモンさんも今のところ体調を崩さず、やや量は減ったものの良く食べ、
元気にシッポをふくらませて駆け回ったりしております。
ガツガツガツガツガツ・・・・・
ダダダダダダダダダダダダダダ!!!!!!
食べたら出す!(すみません・・・ネコ飼いならわかりますよねw)
このくらいのシッポの子もたくさんいるでしょうけど、
我が家の細身アビシニアンにしてはタヌキ級のシッポなり。
(あついわねー・・・)のっかられてるコッチも暑いよ!
さて、そんな暑い日曜日、飼い主はひんやーーーりしたスパイラルホールにて
ユーモラスだけど、ひんやーーーりした舞台を観てきました。
首藤康之×CAVA「レニングラード・ホテル」。
そとは灼熱の太陽の中、はじまった舞台は登場人物が厚手のコート着て登場した時点で
すでに異次元感がハンパなく、一気にそっちの世界にもってかれたことを考えると
この季節設定、とても効果的だなぁと思ったんでした。
いやしかしクーラー効き過ぎでほんと寒かったです、コレも演出なの???
で、東京バレエ団時代から、ずっと独特の存在感がとても好きな首藤さんです。
ドン・キホーテのエスパーダ(闘牛士ね)とかやってても、
どこか孤独感があるカリスマティックなたたずまいは
クラシックよりコンテンポラリーダンスの方にその良さが生きていたように思いますが、
退団してからはいろんなカテゴリーの人たちとコラボし続けています。
以前、首藤さんが共演したカンパニーデラシネラの「空白に落ちた男」を観た時
ユーモアのあるちょっと不条理劇的なパフォーマンスにおいて、
ダンス、パントマイム、演劇(セリフはないけど)の境目を自由に行き来する中、
孤高といえる美しいラインによって生み出されるムーブメントが
他の出演者とのいい意味でのコントラストをつくり、
キャラクターを際立たせることに成功している様子がとてもよかったのですが、
今回のCAVAとの競演はそのときの感覚に非常に近かったんじゃないかなーと。
と、念のため調べてみたら 作・演出の丸山和彰さんは「空白に落ちた男」で
首藤さんと共演していたんですねー
なるほどなるほど。
首藤さんが座長感強かったですけど、ホテルの設定という良さもあって
CAVAメンバーの豊かな個性も生かされ、
シンプルな設定なのにすごくバラエティ感がある。
また客席が舞台の3方向を囲むように設置されていたため、
視覚的な立体感の作り方もとてもおもしろかったです。
全体はわりとわかりやすい話で作られていたので
チラホラいた小学生くらいのこどもたちもみんな身を乗り出して見ていました!
あ、大人は身を乗り出して観劇してはなりませぬ、
こどもはちいさいから迷惑になりませんけどね。