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May 8, 2017

キューバの思い出 episode3

最近すっかり肩乗りニャンコになっている、ハモンさんのゴールデンウィークのうたた寝です。

首の後ろがしっとりとあったかくて気持ちいいの。

さてキューバの旅、今日はハバナでの4時間のドライブコースです。

この日は午前中からこのクルマで出動。

左側の女子は英語の話せる学生ガイドちゃん、ナディーン&右側のオジさんは英語の話せないドライバー氏。

観光対策で、こういうおたがいを補う取り組みもしているみたいですねー。

最初ふたりが来た時、街中にはカラフルなクラシックカーがいっぱい走っているのに

なぜ黒いクルマなんだ・・・もっとハデな色乗りたいんですけど・・・しかもオープンカーじゃないんですけど・・・

このクルマを予約した飼い主♂との間に一瞬不穏な空気が流れたのでありました。

あ、いや、実際はとってもたのしく過ごせたんですよ。

なぜなら・・・

ナディーンちゃん、国立のバレエ学校に6歳から17歳まで通っていたと聞いて、踊る飼い主は一気にテンションup!

キューバ史における英雄ホセ・マルティの有名な至言「こどもたちは世界の希望である」、

「もっとも幸せな民衆とは、子どもたちによりよい情緒教育や思想知識を与えることのできる民衆である」とあることからもわかるように

キューバは教育に力を入れていることで知られていますが、そのひとつにバレエがあるのです。

街中にも国の教育施策を示すビルボードがあちこちに見られたのですが、そこにはバレエを習うこどもたちの姿が。

彼女もバレエを習うことは、自然の流れだったようです。いろんなバレエ談義楽しみましたよー。

ダンサーとしても振付家としても世界で活躍したのちに、

88歳の現在もキューバ国立バレエ団を率いるアリシア・アロンソは国民的存在、

バレエ団の本拠地である国立大劇場は、そのアロンソの名前が付けられていることも教えてもらいました。

事前に調べていなさすぎなんですけどね・・・まぁこういうのも旅の醍醐味ってことで。

国立大劇場、荘厳です。

夜もたいへん美しい。

また、英国ロイヤルバレエ団が2009年にキューバで初めて公演を行ったときの熱狂的な様子も話してくれて、

わたくし大喜びでしたー(もちろんナディーンもチケット握りしめて妹と見に行ったそうです)。

話題だったこの公演、あっという間にソールドアウトだったそうだけど、

劇場側が安い席をオーバーブッキングしちゃったらしく大騒ぎで、

劇場外の広場でライブビューイングもやったそうです。劇場でもオーバーブッキングとは・・・。

ちなみに我々のハバナ訪問時はバレエフェスティバルとして

国内外からダンサーが集まったガラ公演が催されていて、もちろんチケットはソールドアウトでした。

ホント、こういうことに関しては特に、ご旅行は計画的に・・・ですよ涙。

さて観光スタート、まずはどこの国に行っても市場に行ってみたい私たち。

ここで扱われている通貨はCUPペソのみ。

もし外国人がここで買い物した場合には1CUC=25CUPで計算しておつりをくれるそう。

ナディーンがスナックを買ってくれました。

次なる地は、革命広場です。やっぱり観光では、ここに来るのがお約束なので

観光バスが何台も横付けされて、大にぎわい。アメリカ人のかなりのご年配なグループが多かったです。

やっぱり彼らにとって、国交が回復してキューバの地に渡ることができるなんて感慨深いのでしょうか。

この高い塔はホセ・マルティ記念博物館

てっぺんまで昇れるそうですが、時間かかりそうなので行きませんでした。

広場を見つめる有名な顔のひとつ、カミーロ・シンフエゴス。ここは情報通信省。

そして、いわずとしれたチェ・ゲバラの顔は内務省。

その後は対岸のカバーニャ要塞へ向かいました。

砲台が並ぶこのエリアからは、オールドハバナが見えます。きもちよい風が吹いていて最高

中には葉巻工場の売店が。このおじさんはギネスブックにものってる葉巻を巻く達人なんだそうで。

ここはかなりの観光地価格だとは思いますが、

それでも日本に比べたらだいぶお安かったので、葉巻好きの父のお土産をここで買いました。

途中通過してちょっと散歩した、アルメンダレス川ぞいの緑豊かな公園地帯。

この川は市民の生活の排水も流れるので、政府としてはキレイにする政策も取られているようなのですが

ナディーンによればなかなかうまくいっていないようで、

その理由のひとつにサンテリアという宗教の儀式で動物を生け贄にし、

その死体を川に流すこともひんぱんに行われているから、とのこと。

思わず、ひぃぃ恐ろしいね!と言ったら、それも私たちの国の一部だから・・・と言っていました。

こんな大人の発言、自分が大学生の時に出来ただろうか。いや出来てない。

合間でごはんを食べたりしたら、なんだかんだ4時間はあっという間に過ぎましたねー。

ナディーンとドライバー氏に別れを告げた後、ちょっとお散歩しました。

ハバナクラブのラムミュージアムです。

見学ツアーもあるらしいけど、ラム買いに行っただけという・・・。

さらにぶらぶら歩き・・・ホントにハバナをよく歩きました。

オールドハバナからセントロハバナを抜け、ホテル ナシオナル・デ・クーバまでの間をひたすら。

しかも前もって調べて行ったところはほぼなくて、ほとんど行き当たりバッタリ

でも偶然出会ったよろこびもなかなかたのしいものです。

絵になる水運んでるオッちゃんに遭遇。これフェイバリットショットのひとつです。

電話しているおまわりさん。こういう風に電話してる姿、最近見かけないねー

途中でキレイな教会にも遭遇。

こんなアートエリアみたいなとこにも遭遇。あとで調べたら、

Callejon de HAMEL(カジュホン・デ・ハメル)というところだそう。

カフェもありました。

演奏とダンスも繰り広げられていましたが、日曜だけらしい。

なんかイキオイあまっていて楽しかったです。

先日のニャンコはここの子だったんですねー。

たぶん次回はキューバのビーチリゾート、バラデロのお話です。

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