ローザス「Fase」「Vortex Temporum」
(クンクン、あんまり美味しそうなにおいがしないわね・・・)
それはイチゴスムージーだよー
イチゴの時期も終了ですが、お安くなってくるとしょっちゅうつくってたスムージー。
このときは、ぜいたくにあまおうを使ってみました。キングオブイチゴ、あまおうです。
さすが、やっぱり甘くておいし〜〜〜かったです。
さて、あまりにもイマサラですが
今月の飼い主的ダンスの目玉だったローザスの公演の自分メモをサクッと記しておきます。
まぁ半年前のキューバの話を書いていたくらいですからね、同じ月なら誤差みたいなもんですよね。
ローザスは振付家アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケル率いるベルギーを代表するダンスカンパニー。
”1989年の初来日以来、その特徴ある振付、美しくも鋭敏なダンス、音楽と身体運動の関係を
様々な角度から徹底的に分析し構築する創作姿勢などで、
日本においても、ダンスファンのみならず、多くの人達を魅了し、
また刺激を与え続けている「ローザス」。”(東京芸術劇場HPより)
今回の来日ではひさびさに振付家本人が初期の代表作「FASE」を踊る、とあって
ダンスファンからは熱い注目を浴び、チケットも完売。
今まで彼女の振付作品はいくつか見てきましたが、本人が踊るのを観るのは飼い主にとっても初めてのこと。
現代のミニマルミュージックの巨匠、スティーブ・ライヒの音楽を
可視化するケースマイケルの振付は
まさに音楽と身体運動の関係を提示してくれていました。
(PHOTO:東京芸術劇場HPより)
FASEは4つの曲とともに展開されました。
そのひとつPIANO PHASE。
シンクロしていたふたりの踊りがほんの少しのズレから大きなズレへと発展するが、
また少しずつもどっていく。またふたりの影も光の方向が変わることによって
2人が増幅したり、一致したり、離れたり。2人だけの関係以上のものを描いていました。
人間の関係性を哲学的に象徴的にあらわしているようで考えさせられ、すごくよかったです!
(PHOTO:東京芸術劇場HPより)
「COME OUT」「VAIOLIN PHASE」「CLAPPING MUSIC」と続くのですが、
いやー、振付家が踊るってこういうことなのかーーーと思いました。
ケースマイケルさん、とにかく自身の振付の中でのその自由さ、ハンパなかったです。
今まで彼女のつくる舞台とダンサーからはある種のストイックさを感じていたんだけど、
すごくいきいきとしたライブ感を感じましたねー。
もうひとつ、FASEの他に持ってきた新作「Vortex Temporum」。
こちらなんというか衝撃的でした。
探求やまない芸術家のアタマの中をのぞかせてもらったような気持ちです。
タイトルのごとく、ダンサーもぐるぐる。
ミュージシャンであるイクトゥスのメンバーもぐるぐる。
ピアノまでぐるぐる回ってます。
(PHOTO:東京芸術劇場HPより)
(PHOTO:東京芸術劇場HPより)
また、個々があつまってきたかと思ったら離れていったり、時には爆発したり。
やがて大きなうねりとなり、その様子はまるで小宇宙を見るかのようでした!
見終わった読後感としては、
音とパフォーマンスをつかった現代美術のインスタレーションを観たような気分。
しかし、このニャンコ並みの脳みそがすべて受け止めきれたとはとても思えません。
また機会があればもう一度観直したいと思いました。
(ちょっと失礼しちゃうわね、いっしょにしないでよ)
ハイハイ、ですよねー
ニャンコの方が頭いいよね、絶対。
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