元気が出る草間彌生展
あっという間に時間は流れて、
もうゴールデンウィーク到来です。こわーいぃ・・・今年も半分弱終了ですよっ
(あら、洗濯したばかりのシーツ洗ったの?)
アナタが毛玉吐いたからですよっっっ!毛玉の季節も到来・・
(ふうーーん。たいへんねぇ)
ベッドの上で吐くのはカンベンしてくださいよ・・・
好き嫌いしてないで毛玉ケアのカリカリもちゃんと食べて!!
さてさて、混むのキライだからと平日脱走できる様子をうかがっていたら、
終了まであと1か月!激混みウィークがもう目の前!何がなんでも今週行かねばーーー!と
草間彌生「わが永遠の魂」鑑賞してきましたよー。
訪問時間は、平日の夕方16:00〜17:00過ぎでしたが、
事前にオンライン購入したものの入場券売り場もまったく人がいなかったし、会場内も想像より混んでいなかったです。
なるべく人のいなさそうなタイミングをねらったものの、けっこう混んでるって聞いていたので拍子抜け。
もしや、これはゴールデンウィーク前の静けさ??
どぉーーーーん!
会場に入るなりすごい迫力です!あ、草間さんじゃなくて作品ね。
いや草間彌生自身も彼女の作品なのでしょうが。
ともかく圧巻の新作シリーズが、ブチ抜きの展示室の壁面いっぱいに並んでます!
御年88歳の草間彌生さん、2009年から描きはじめてその数なんと500点以上にのぼるとか。
2~3日にいっぺんのペースで描きあげてきたというから驚きです。
そしてこの渾身の新作たちは写真撮り放題ってすごいなぁ。
今回はその中から132点が選ばれて展示されてるそうですが、
力強い色彩とミトコンドリアをほうふつとさせるような体内の細胞レベルから
アチラコチラからこちらをジッと見つめる目に囲まれたり、
みんなニコニコしたり泣いたりしていて
彼女の感情が、その細胞レベルの内面から表層の表情となって出て行くまで、
を表現しているようですね。
それにしても、ひとつひとつのディテールも興味深く見ることが出来るのですが
その色彩と生命力のパワーに身をまかせるだけで、血湧き肉踊る感満載なのです!!
見ていてなんだか不思議なヤル気がわき起こってきました。単純です。
でもホントにアドレナリンがブワッてあがったんですよ!きもちよかったわ。
あ、また!マーク多用してしまった・・・
どうでもいい話ですが、まだ飼い主が新人アートディレクターだったころお世話になった大先輩が、
「! を多用するのはダメなコピーライターだ」って言ってたの思い出しました。
ムダに勢いでごまかしてはいけない。今とてもよくわかります。
話それました。
この作品群の後は撮影禁止で、草間彌生の生い立ちに沿った画家としてのスタートから
有名なドットのカボチャにいたるまでの作品が続きます。
初期の頃は日本画も嗜んでいて、岩絵の具を使ったりしていたんですねー。
そのころの、他にカンディンスキーのようだったり
20世紀初期のムーブメントの影響も受けているような作品も見られ、
草間さんも影響を受けたりするんだなぁとちょっと親しみが。
草間彌生といえば、裕福な家庭ではありましたが幼い頃から母親との折り合いが悪かったらしく
統合失調症に悩まされており、その影響で生じる幻覚や幻聴から逃れるために描き続け、
有名なドットはその幻覚の象徴とされています。
オーディオガイドでは彼女のインタビューがいくつか聞けるのですが、
印象的だったのは描かないと死にたくなる、
今にいたるまでの人生で死にたいと思わなかった日は一日もないのだ、
絵を描き続けじぶんの中にあるものを表現し、評価されることのみが自分を生かしている、
そしてじぶんはまだまだ未熟で努力しなければならないのだ、と語っていたことです。
まだまだって・・・88歳ですよ!元気でるわーーー
でも成功しても精力的に活動を続ける人ってジャンルを問わずこういうマインドですよね。
ちなみにオーディオガイドですが、草間さんのインタビューがけっこうあってこれはかなりいいと思います。
いいなとは思いますが・・・
彼女自作の詩をメロディにのせた歌が2~3本あり、本人が歌っているのです!
これが、前半のエイジレスな生命力あふれる作品を見ている時に聴くには、
けっこうギャップ激しくメロディと歌詞はもーーーーーーのすっごい昭和で。
こういう一面にふれると、その時代に日本で育った人なんだなぁとシミジミ。
他にNY時代のネット・ペインティングをはじめとしたポップカルチャーの先端を走る作品も充実しており、
ハプニングと呼ばれた過激パフォーマンスの一部も上映されていて
ここまでまとまったのを見たのは初めてだったので、クサマファンとして嬉しかったです。
帰国してからも精力的に作品を作り続け、
1993年にヴェネツィア・ビエンナーレの日本代表となったことで
あらためて世界からひっぱりだこの芸術家になった軌跡までが
とてもわかりやすく鑑賞することができました。
飼い主がクサマファンになったのは、このヴェネツィアビエンナーレのすこし前あたりの
再評価が始まった頃、美術手帖で読んだりしてからかなーと思います。
また2002年頃からしばらく、大阪のオサレ家具集団のgrafとコラボして
ソファやらさまざまなインテリアアイテムを作っていた時の住空間も展示されており、
その当時、いくつになっても柔軟で 時代に寄りそう彼女の感覚はスゴいなぁと思っていました。
まいにち、あの住空間の中にいたら気が狂っちゃいそうでしたけどねww。
(graf HPより)
さて、さいきん充実の一途をたどる会場外のグッズ売り場も大人気。
展示会場よりグッズ売り場の会計でトグロ巻いてる時間もあるくらいのようです。
なかでも飼い主の目をひいたのが、限定のYAYOIちゃん人形。
なんとお一人様10個まで(そんなにたくさん買う人おるんかー)のただし書き付きですよ!
え?わたくしは・・・悩みましたけど買ってどうするんだと自問自答して止めました。
また会場外ではボックス型のこんなスペースも。
入場の半券を見せてこのシールをもらいます。
部屋の中に、シールを好きなところに貼って作品に参加しよう!ってことですねー。
そして建物外にはもちろんドットカボチャも。みんなハゲシク記念撮影しています。
アチラにも草間彌生。
コチラにも草間彌生。
ふぅーーーおなかいっぱいになりましたー。たのしかったです!
で、会場より連れて帰ったのは、この子たち。
カタログ、手ぬぐい、会場限定memoパッド、マステですー(マステ写ってないな)。
こんなに買うつもりじゃなかったのに、またやっちまいました・・・。
(また散財したの?)
(すくいようがないわね・・・)
ハ、ハイ・・・。
ハモンさん、遊びましょーーー・・・。