パリ・オペラ座来日
今日はネコ濃度低めです。
(上野の東京文化会館大ホール・ホワイエのモニター)
さて飼い主、世界最高峰といわれるパリ・オペラ座バレエ団の、約3年に一回のお引っ越し公演、
今回は「ラ・シルフィード」「グラン・ガラ」の演目中・3公演分のチケットをにぎりしめて行ってまいりましたっっ!
もうひさしぶりにこんな高い公演チケット、しかもS席奮発したからにはリキんでもしかたあるまい・・・。
19世紀、ヨーロッパを席巻したロマン主義の潮流のなか、パリ・オペラ座初演の「ラ・シルフィード」は
空気の精のお話でロマンティック・バレエの代表作と言われています。
白いロマンチックチュチュを着たふわふわの妖精さんたちがたくさん出て来る演目で、
パリ・オペラ座ならではの丁寧で繊細な足さばきに優美なポールドブラ、細部まで凝った衣装・・・(話自体はつまらないのw)。
そのうえ、まさに清純で甘美な妖精そのもののエトワール、ミリアム・ウルド=ブラームと
この世の万有引力の理にさからって宙に浮かぶかのような、踊りの申し子マチアス・エイマンの組み合わせは
極東の島国で日々地味に暮らす一市民のわたしをたいそうな夢見心地にしてくれました。
(スカートフワフワです。パンフレットより)
たいしてガラ公演とは白鳥の湖などのように1〜3幕までの物語になっておらず、
いろんな演目のいくつかのシーンを幕の内弁当みたいに見せまくる公演であります(かなりざっくりした説明)。
ちなみにガラとは祝祭とか公的なパーティーを意味するフランス語なんですって(wikiより)。
中でも、初めて見たナタリー・ポートマンの夫としても有名な振付家、前パリ・オペラ座芸術監督である
バンジャマン・ミルピエの「ダフニスとクロエ」。
かのダニエル・ビュランの印象的な幾何形体(◯と△と◇とも言います)の背景が離れたり重なったりすることで
ストーリーもあらわす興味深い演目で、オーケストラ+眠気を誘うと評判のナマの合唱つきです。
とっても賛否両論のある演目でしたが、舞台美術や音楽などの要素も相まってわたしはけっこう好きだと思ったんですよね。
ここで現芸術監督であるオレリー・デュポンがオペラ座引退後ふたたびバレエ団の舞台に立ったのですが、
オーラ・技術ともエトワール時代と少しも変わらない様子に感嘆しました。
(パリ・オペラ座HPより)
まったく踊りというものは同じ演目でもダンサーの個性によって、流れる音楽の種類まで違って聞こえるくらいですが
どの演目もベテランからフレッシュなエトワールをはじめ、
ほんとうにさまざまなダンサーの良さを認識・堪能出来た素晴らしい公演でした。
あー またパリに見に行きたいなぁー
(また行くの?人間って大変そうだねー・・・ジョニー眠い)
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